紀州三大祭のひとつに数えられ、長い伝統を持つ粉河祭。
勇壮できらびやかなだんじりの運行で有名なお祭りです。
宵闇の街中、大勢の観衆が見守る中、明るく映える提灯を纏っただんじりが道を駆け抜けていく。その様子は迫力満点で、長く記憶に残るでしょう。

そして翌日には子どもだんじりや餅投げなどの行事も行われます。二日間とも、お祭りならではの高揚感を存分に楽しめますよ。
この記事では和歌山県紀の川市の粉河祭2025はいつどこで開催されるのか、日程、時間、場所、歴史、由来などの基本情報から屋台・出店は出るのか、混雑状況、アクセス、駐車場情報まで全て分かりやすく解説します。
粉河祭2025 出店・屋台情報
粉河とんまか通り沿いに屋台が出店
粉河祭では、粉河とんまか通り沿いに屋台が出店します。

普段は商店街として地元民に親しまれている通りが、祭り当日にはずらりと露店が並ぶお祭りのメインストリートとなり、とてもにぎわいます。
メニュー
露店では、からあげやりんご飴、たこ焼きなどといった定番の屋台メニューばかりでなく、最近では地元和歌山グルメの出店も。地元民から観光客までみんなが楽しめるラインナップになってきました。
紀の川フルーツ観光局
地元ならではの商品としては、「紀の川フルーツ観光局」の出店をぜひチェックしてみてください。過去の出店では、地元産フルーツを生かしたひと口羊羹やジャムやゼリー、変わりどころではハンドクリームも販売されていました。おやつにもお土産にもぴったりです。
粉河祭2025の見どころ
粉河祭のシンボル、宵祭でのだんじりはやはり必見の出し物です。
JR粉河駅前から粉河寺大門前まで、粉河とんまか通りを中心にだんじりが運行します。
粉河祭2025の混雑状況はどう?場所取りは必要?
粉河祭の参加は無料です。
長い時間の場所取りが必要なほどの混雑ではありませんが、行事中はどうしても混み合います。

特に見上げることの多いだんじりの運行中や、人がぎゅうぎゅうに密集する餅投げの際には、小さなお子様がつぶされてしまわないよう注意しましょう。
粉河祭2025年はいつどこで?日程、時間、料金、打ち上げ場所など基本情報まとめ
祭り名称: | 粉河祭 |
会場・住所 | 会場名:粉河とんまか通り(周辺) 住所:和歌山県紀の川市粉河地内 |
日程: | 2025年7月26日 土曜日から7月27日 日曜日まで |
時間: | 7/26:だんじり運行19:00~23:00 7/27:子供だんじり14:30~ ※他複数行事予定あり |
花火打ち上げ日程・時間:(あれば) | 無し |
料金: | 無料 |
地図: | グーグルマップはこちら |
公式ホームページ : | 公式サイトはこちら |
会場(粉河とんまか通り)の地図
粉河祭の歴史や由来と2025年の見どころ
粉河祭は地元住民の方々が長年に渡り受け継いできた、伝統的なお祭りです。
いったいどんな歴史や由来があるのでしょうか?
歴史や由来
粉河祭の起源は、粉河産土神社が創建された平安時代にまで遡ります。
当初から村人たちが参加する土着型の祭りとして執り行われてきた祭事は、地域の伝統行事として次第に定着していきました。現在でも、だんじりや渡御式といった伝統行事は、地域の方々の努力のもと、大切に受け継がれ続けてています。
見どころや特徴・おすすめポイント
偶数年には、「渡御式」という神輿が大勢の行列とともに地域一帯を巡る行事が行われます。行列では馬に跨り武者の扮装をした稚児や、古式ゆかしい装束をまとった人々が約400名も参加します。
粉河祭2025へのアクセス情報
電車でのアクセス
最寄駅
最寄り駅はJR粉河駅です。
和歌山駅からは、JR和歌山線王子行に乗車し、各停で約30分ほどで到着します。
最寄駅〜目的地までの行き方
だんじりが行われる粉河とんまか通りは、駅を出てすぐの大通りです。

露店などもこのあたりで出店していますので、駅から出ればすぐにお祭りの雰囲気を楽しめますよ。
シャトルバスの有無
シャトルバスはありません。
車でのアクセス
和歌山市方面からは、和歌山IC南口交差点を左折して若山バイパスを進み、阪和自動車道に入ります。その後、紀の川東ICで高速を下り、県道122号を5分ほど行くと目的地周辺です。およそ30分ほどの道のりです。

下道に入ってからは特に道路渋滞が予想されます。
時間には余裕を持って計画を立てましょう。
粉河祭2025 駐車場情報
お祭り当日には、例年通りなら数か所の臨時駐車場が用意される予定です。
2025年度の詳細がこの記事執筆時点の6月中旬時点ではまだ発表されていないため、2024年の情報を参考のために掲載いたします。2025年の情報が発表され次第、更新します。
無料駐車場情報
臨時駐車場の情報をご覧ください。
有料駐車場情報
| 駐車場名 | 時間 | 料金 | 備考 |
1 | JR粉河駅前市営第一駐車場 | 24時間営業 | 1日500円 | 収容台数:64台 駅の北側。安く利用できる |
2 | JR粉河駅前市営第二駐車場 | 24時間営業 | 1日500円 | 収容台数:32台 駅の南側。大通り側なので出入りに混雑するかも。 |
臨時駐車場情報
| 駐車場名 | 時間 | 料金 | 備考 |
1 | 粉河小学校 | – | 無料 | 粉河とんまか通り沿いにあるため便利ですが混雑も必至。 |
2 | 粉河中部グラウンド | – | 無料 | 同じく粉河とんまか通り沿い。こちらも早めに停めないと満車かも。 |
3 | 粉河高等学校 | – | 無料 | 通りからは若干離れている分、駐車しやすい可能性も |
| 粉河多目的グラウンド |
| 無料 | こちらも通りからは若干距離がありますが、十分徒歩圏内 |
4 | 粉河ふるさとセンター駐車場 | – | 無料 | 収容台数:250台 |
粉河祭周辺のおすすめスポット
おすすめスポット1:食べて観て学べる充実した道の駅 道の駅 青洲の里
名称: | 道の駅 青洲の里 |
おすすめする理由・推しポイント: | レストランでの地元食材を使ったランチビュッフェが人気。公園やハーブ園も隣接。世界初の全身麻酔手術を成功させた華岡青洲の診療所の復元施設もあり学びも深められる、充実した道の駅です。 |
住所: | 和歌山県紀の川市西野山473 |
営業時間: | 10:00~18:00 ※春林軒・展示室:3月~10月:10:00~17:00、11月~ 2月:10:00~16:00 |
定休日: | 火曜日 |
公式サイト: | URLはこちら |
おすすめスポット2:美味しく映えるフルーツでリフレッシュ 観音山フルーツガーデン
名称: | 観音山フルーツガーデン |
おすすめする理由・推しポイント: | 一年中季節のフルーツが楽しめるフルーツパーラーが人気。季節限定のパフェは彩り華やかで見映えも抜群。家族でシェアしていろんなデザートの食べ比べを楽しんでも。 |
住所: | 和歌山県紀の川市粉河3186-126 |
営業時間: | 10:00~17:00 |
定休日: | 火曜日 |
公式サイト: | URLはこちら |
和歌山県紀の川市の夏祭りを見に行く際、注意すべき事は?
真夏の野外でのお祭りなので、熱中症と日焼け予防対策は万全にしましょう。
日除けには日傘より帽子や羽織物、サングラスなどかさばらない方法がおすすめ。人が密集するので足元はつま先が隠れるスニーカーなど歩きやすい靴のほうがベターです。
トイレは市中に設置されていますが、見つけたら早めに利用するようにした方が、いざというとき焦らなくて安心です。
まとめ
だんじりといえば勇ましいイメージがありますが、こちらのお祭りでは装飾の華やかさが夜の街の景色に引き立ち、美しさも堪能できます。地元で長く愛され続けてきた理由としても実感できるかもしれません。ぜひ、お祭りを楽しんでくださいね。


