「日本三大火祭り」のひとつであり、ユネスコの無形文化遺産にも登録された「那智の扇祭り」。
このお祭りは、「那智の火祭り」という通称で覚えている方が多いかもしれませんね。
火の燃え盛る大きな松明を持った何人もの男たちが参道を練り歩く様子を、映像や写真で見たことのある方は多いのでは?
実際にこの神事に立ち会うと、写真では伝わらない熱気や臨場感に満ちた迫力に圧倒されるはず。
この記事では和歌山県東牟婁郡那智勝浦町の那智の扇祭り2025はいつどこで開催されるのか、日程、時間、場所などの基本情報から屋台、出店、混雑状況、アクセス、最寄り駅、駐車場まで全て分かりやすく解説します。
那智の扇祭り 2025はいつどこで?日程・時間・会場・場所など基本情報
祭り名称: | 那智の扇祭り |
会場・住所 | 会場名:熊野那智大社 住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1 |
日程: | 2025年7月14日(月) |
時間: | 午前11時頃~(行事によって異なる) |
花火打ち上げ日程・時間: | 無し |
料金: | 無料 |
地図: | グーグルマップはこちら |
公式ホームページ : | 公式サイトはこちら |
会場(熊野那智大社)の地図
那智の扇祭りの歴史や由来と2025年の見どころ
熊野那智大社は、5世紀ごろに在位した仁徳天皇に起源を持つ神社です。
そんな長い歴史を持つ神社で行われる那智の扇祭りには、いったいどんな歴史や由来があるのでしょうか?
歴史や由来
那智の扇祭りのメインである松明に火を灯す神事は、「御火行事」と呼びます。
もとは熊野那智大社から御滝前の飛滝神社への神々の里帰りの様子を表した故事に由来しているとのことです。現在では五穀豊穣を祈念する行事として、毎年同じ日取りで行われています。
見どころや特徴・おすすめポイント
やはりこのメインの神事、「御火行事」は必見です。

松明から噴き上がる炎からは、そのもののインパクトのみならず、どこか神聖な雰囲気をも自然と感じられるはずです。
深い山の中、日本三大瀑布の那智の滝を背景に行われる伝統の神事は、もちろんここだけでしかできない体験です。この機会に、しっかり見届けたいですね。
那智の扇祭り2025の屋台・出店や会場の混雑状況・すいてる日時
屋台・出店やおすすめグルメ
屋台の出店は残念ながら無いようです。
変更がありましたら更新いたします。

お土産としておすすめなのが、熊野那智大社近くのお土産屋さん「和か屋本店」での那智の滝の姿を模した「お滝もち」。
空いているときはお店のイートインスペースで焼き立てのお餅も食べられます。柔らかな弾力ある食感の生地に、甘さ控えめの粒あんの入ったお餅です。お家にお土産として買って、そのままでも温め直して食べてもおいしいですよ。
会場の混雑状況・すいてる日時
メインの神事「御火行事」は午後2時から執り行われます。
観覧場所は、那智の滝の参拝所や、周辺の参道です。
さすがに家族連れでそんなに早くから待機することは難しいでしょうから、滝周辺を観光しつつ、休憩込みで心持ち早目に参道近くで待つようにしたほうが良いかもしれません。
那智の扇祭り2025へのアクセス情報
電車でのアクセス
最寄駅
最寄り駅は、JR紀勢本線の紀伊勝浦駅です。
大阪駅からは特急くろしお号を利用してのアクセスがもっとも便利です。
乗り換えなしで、乗車時間約4時間ほどになります。
最寄駅〜目的地までの行き方
タクシーだとおよそ20分ほどです。
路線バスでは、熊野御坊南海バスに乗車し、「那智山」で下車します。
乗車時間はおよそ30分です。
時刻表は以下のサイトから確認できます。
熊野御坊南海バス公式ページはこちら
シャトルバスの有無
駅からのシャトルバスはありません。
車でのアクセス
大阪市内からは、
①高速道路を阪神高速1号環状線から4号湾岸線へと進み、出口を出て関西空港自動車道、
②つづいて泉佐野JCTで阪和自動車道へと走り、松原那智勝浦線を行き、那智勝浦ICで高速を下ります。
③その後国道46号線に入って那智山の表示に従ってしばらく行くと、神社周辺着となります。
およそ4時間弱の道のりです。

神社周辺でも混雑しますが、高速道路も休日には混雑しやすいので、余裕を持って出発した方が良いでしょう。
那智の扇祭り2025駐車場情報

熊野那智大社の有料駐車場は、例年10:30頃には満車になるため、停めるのはかなり厳しいかもしれません。
この駐車場が満車になった際には、那智山中腹の臨時駐車場への案内看板が道路に立ちます。
臨時駐車場は例年他にも開設されますので、詳細が判明次第更新します。
無料駐車場情報
無料駐車場はありません。
有料駐車場情報
駐車場名 | 料金 | 備考 | |
1 | 熊野那智大社駐車場 | 1日800円 | 収容台数:30台 神社に隣接。 祭り当日はすぐに満車になり利用は難しいかも。 |
2 | 那智山観光センター | 1日500円 | 収容台数:70台 売店施設の駐車場。滝の入り口まで徒歩10分。 停められたら施設も利用しておきたいですね。 |
※タイムズなどの有料駐車場は少ないですが、アキッパ・軒先パーキングのように臨時に自宅敷地の一部を貸し出してくれるサービスに登録している方がいるかもしれませんので、チェックしてみてくださいね。↓ ↓ ↓
臨時駐車場情報
駐車場名 | 時間 | 料金 | 備考 | |
1 | 大門坂駐車場 | 24時間営業 | 無料 | 収容台数:100台 神社まで徒歩35分。 無料シャトルバスでの参拝が現実的。 |
那智の扇祭り 2025に行く際注意すべき事は?
熊野那智大社は山中に位置しており、また、特に低い場所に位置する那智の滝周辺は昼間でも薄暗いほどです。
暑さは市中よりもましですが、人で密集しているので蒸し暑さは強いかもしれません。それでも涼しく感じることもありますので、脱着しやすい羽織物は準備しておきましょう。

また、参道はかなり勾配があり、舗装されていない地面や石段も多く、足元に注意が必要です。スニーカーなどの歩きやすく履き慣れた靴をおすすめします。
那智の扇祭り会場周辺のおすすめ観光・グルメスポット
おススメスポット1:イルカと触れ合えて癒されるスポット ドルフィンリゾート
名称: | ドルフィンリゾート |
おすすめする理由・推しポイント: | 鯨の町として有名な太地町でイルカと触れ合える施設。 餌やり体験は3歳から、遊泳などの体験は5歳から楽しめるのでファミリーにぴったり。 アザラシやヤギなどの餌やり体験もあり。 |
住所: | 和歌山県東牟婁郡太地町大字森浦703-17 |
おすすめスポット2:鯨を詳しく学べて楽しめる 太地町立くじらの博物館
名称: | 太地町立くじらの博物館 |
おすすめする理由・推しポイント: | 迫力ある鯨の模型展示や生態を知れる展示など、鯨に詳しくなれる学びがいっぱい。 鯨やイルカのショーも楽しめる。 |
住所: | 和歌山県東牟婁郡太地町大字太地2934-2 |
まとめ
那智の滝は滝そのものの威容だけでなく、滝の周辺の景色の美しさも必見の価値があります。祭りの当日は賑やかさでいっぱいですが、普段はもっと厳かな雰囲気ですので、日にちを変えてその味わいの違いをまた楽しんでみてくださいね。