「鳥羽の火祭り」は、天下の奇祭として人気の高いお祭りです。
1200年前に由来をさかのぼる伝統的なこの祭りのクライマックスでは、二つの大きな松明が燃やされます。巨大な松明が火柱をあげて燃え尽きるさまは、たき火の炎がかわいく思えるほどの炎の原始的な迫力を観客に与えます。
観て損はないとはありふれた言い方ですが、まさにその通りのインパクトのあるお祭りです。お子様も大人も問わず、目の前の光景に釘付けになって楽しめるでしょう。
この記事では愛知県西尾市の鳥羽の火祭り2025はいつどこで開催されるのか、日程、時間、場所などの基本情報から屋台、出店、混雑状況、アクセス、最寄り駅、駐車場まで全て分かりやすく解説します。
鳥羽の火祭り2025はいつどこで?日程・時間・会場・場所など基本情報まとめ
祭り名称: | 鳥羽の火祭り2025 |
会場・住所 | 会場名:鳥羽神明社 住所:愛知県西尾市鳥羽町西迫89 |
日程: | 2025年2月9日(例年2月第2日曜日) |
時間: | 15:00〜21:00ごろまで |
料金: | 無料 |
地図: | グーグルマップはこちら |
公式ホームページ : |
会場(鳥羽神明社)の地図
鳥羽の火祭りの屋台・出店や会場の混雑状況・すいてる日時
屋台・出店やおすすめグルメ
屋台は例年、十数店の出店があるようです。
定番の焼きそばやからあげなどのほか、温かいきしめんなどのお店が見られたとのことです。火が付く祭事までは真冬の寒さの只中なので、体を温めるのにぴったりですね。
下↓ ↓ ↓の口コミ写真のように、鳥居周辺、参道に屋台が並んでいます。
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2025年度も同様に出店があるかは、2024年12月のこの記事執筆時点では明らかではありません。判明次第、情報を更新します。
会場の混雑状況・すいてる日時
見どころの火祭り神事の時間帯だけはものすごく混雑します。
下↓ ↓ ↓の口コミ動画のように、かなりの混雑です。
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まだ明るい時間帯だとそこまで混雑はしないようですが、火祭りを見てこそのお祭りなので、ある程度混み合うことは頭に入れておいたほうがいいかもしれません。
早い時間からの場所取りは禁止されていますので、ルールを守って参加しましょう。
鳥羽の火祭りへのアクセス情報
電車でのアクセス
最寄駅
最寄り駅は名鉄蒲郡線の「三河鳥羽」駅です。
名古屋方面からは、JR東海道本線新快速豊橋行に乗車し、蒲郡駅で下車。その後、名鉄蒲郡線吉良吉田行きへ乗り換えて、三河鳥羽駅で下車します。約1時間15分かかります。
最寄駅〜目的地までの行き方
最寄駅の「三河鳥羽」駅から鳥羽神明社までは徒歩12分ほどです。
駅から出た後は県道316号線を北の方向に向かい、しばらく川沿いに進みます。鳥羽東六反田交差点で左折して県道317号を120ⅿほど進んで右手前方向に曲がり、道なりに進むと到着です。
ほとんど大きな道路を道なりに進んでいくわかりやすいルートなので、迷うことはそうなさそうです。
シャトルバスの有無
シャトルバスはありません。
車でのアクセス
名古屋市内からは、名古屋高速都心環状線/C1から高速に乗り、鶴舞南JCTで名古屋高速3号大高線に進み、伊勢湾岸自動車道、明豊道路と進んだあと国道23号線に出て、県道383号線を進み新木田交差点を左折して県道317号線に進み、しばらく進むと目的地です。約1時間10分ほど時間がかかります。
鳥羽の火祭り駐車場情報
神社にはもともと駐車場はありません。また、近くにも有料駐車場もないようです。
通年通りであれば、火祭りの当日だけ臨時駐車場が設置されますから、こちらを利用しましょう。
なお、2024年12月の執筆時点での情報です。
駐車場の情報に変更があれば、随時更新いたします。
無料駐車場情報
| 駐車場名 | 料金 | 備考 |
1 | ふるさと公園 | 無料 | 収容台数:100台 神社の左側すぐに位置し、便利なだけあってすぐに埋まります。早ければ午前中に埋まるので、ここへ停めたければ早目の行動がマストです。 |
2 | 魚市場 | 無料 | 収容台数:160台 神社からは徒歩15分弱の距離。その分埋まりにくく、また帰りの出庫もしやすい方なので歩けるファミリーにはお勧め。 |
3 | イナテック | 無料 | 収容台数:200台 神社から徒歩15分ほどの距離。 魚市場の駐車場とほぼ同条件、満車はギリギリの時間過ぎなければ気にしなくてよいかも。 |
有料駐車場情報
鳥羽神明社周辺に有料駐車場はないようです。
臨時駐車場情報
臨時駐車場は無料駐車場として利用できますので、そちらを参照ください。
鳥羽の火祭り会場周辺のおすすめ観光・グルメスポット
おすすめスポット1:新鮮な魚介や特産物が勢ぞろいでランチも楽しめる 一色さかな広場
名称: | 一色さかな広場 |
おすすめする理由・推しポイント: | 三河湾に面した海鮮市場で、新鮮な海鮮や特産物のうなぎなどをお得な値段で購入できるほか、うなぎ漁業組合直営のうなぎ屋や新鮮なネタの揃ったお寿司屋さんなどランチ処も充実。 |
住所: | 愛知県西尾市一色町小薮船江東1762 |
おすすめスポット2:真冬から楽しめるいちご狩り! KING FARM
名称: | KING FARM |
おすすめする理由・推しポイント: | 1月から5月ごろまでいちご狩りが楽しめます。腰の高さで果実が実る「高設栽培」のいちごなのでお子様も摘み取りやすいです。併設されているカフェでの休憩やスイーツの販売もあり、甘さでいっぱいの癒しスポット。 |
住所: | 愛知県西尾市西浅井町下川原18番地 |
まとめ
火祭りで焼け残ったすずみの竹は、箸として加工して使用すると歯の病気にかからなくなるといわれています。加工しなくても燃え残りは持ち帰れるとのことなので、記念品として持ち帰るのも良いでしょう。後日、うっかりゴミと間違って捨てないように注意しないといけないですね。
鳥羽の火祭りの歴史や由来と2025年の見どころ
「天下の奇祭」の二つ名を持ち、重要無形民俗文化財にも指定されている鳥羽の火祭り。
いったいどんな由来があるのでしょうか?
歴史や由来
鳥羽の火祭りの始まりは、1200年前にさかのぼるといわれています。
二つの松明は正式には「すずみ」と呼称し、また、それぞれ「西の福地」と「東の乾地」と地区を示してもいます。このすずみに、みそぎを行った「神男」が火を放ちます。
それで終わりではありません。さらに、神男や「奉仕者」と呼ばれるあらかじめ役目を請けた者たちが燃え盛るすずみに梯子をかけ、より早く燃えるよう揺さぶり、中のご神木や十二縄を取り出すのを競うのです。この勝敗によって、天候や豊作・凶作を占ってもいます。
時間にしてわずか30分足らずですが、巨大な火柱が夜空を焦がす光景は、そうそう体験できるものではないでしょう。
見どころや特徴・おすすめポイント
高さ約5メートル、重さ2トンという巨大な松明を燃やして起こる火柱はともかく圧倒的で、忘れられない光景になるでしょう。
また、この神事に参加する方々の奮闘ぶりもまた見どころの一つと言えるでしょう。
できるだけ早く燃やそう、引き倒そうと果敢に行動する様子には、見ている自分たちも興奮して寒さも吹き飛んでしまうかもしれませんね。
愛知県西尾市のお祭りを見に行く際注意すべき事は?
大きな松明がたったの30分弱で燃え尽きるだけあって、火の勢いは相当なものです。
見物の際には、多少火の粉や灰をかぶることを覚悟して、汚れたり匂いのついてもいい上着をまず選びましょう。火の粉が飛ぶと衣服に穴が開くこともあるそうなので、そのあたりも覚悟が必要かもしれませんね。髪の毛にまとわりつくのも大変ですから、帽子もあった方がベター。灰が眼に入らないようにも注意して、風向きなど気にかけておきましょう。
また、基本的に見るだけの祭事なので、レジャーシートを持参しておきましょう。場所を確保して、座ってゆったりと見物がおすすめです。
神社境内にはトイレがありますが、このような人の多いときには混雑して当然なので、余裕を持って利用しましょう。