約400年の歴史を誇る“津まつり”は津市の中心街一帯が会場となり、市を挙げて盛り上がる最大規模のお祭りです。前夜祭からフィナーレまで見どころ満載の“津まつり”について、たっぷりと紹介させていただきます。

今年はいったいどんなお祭りになるのか、とても楽しみですね。
この記事では三重県津市の津まつり2025はいつどこで開催されるのか、日程、時間、場所などの基本情報から屋台・出店は出るのか、混雑状況、アクセス、駐車場情報まで全て分かりやすく解説します。
津まつり2025 出店・屋台情報
津まつり会場の「お城西公園」にはフードコートがあり、全国各地からのグルメが楽しめますよ。もちろん地元の飲食店さんも出店しています。
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そんななかでも私のおすすめは3つ!
おススメグルメ 「東洋軒さん」の看板メニュー“ブラックカレーパン”
まずは、明治22年創業 老舗の洋食店「東洋軒さん」の看板メニュー、ブラックカレーを使った“ブラックカレーパン”です!びっくりするほど真っ黒なカレーは、肉や野菜の味がぎゅっと詰まった絶品の美味しさ。カレーパンでお手軽に食べられるのも良いところです。
おススメグルメ 「伊賀の里 モクモク手作りファームさん」の“ぐるぐるウィンナー”
もうひとつは「伊賀の里 モクモク手作りファームさん」の“ぐるぐるウィンナー”。その名の通りぐるぐると渦を巻いた大きなウィンナーは、ビールのお供やお子さまが食べるにもぴったりです。この2つはどちらも「お城西公園」のフードコートで購入できますよ。
おススメグルメ 「とらや本家さん」の“もかソフト”
最後に外せないのが、フェニックス通りから大門商店街へ入って、すぐにある「とらや本家さん」。こちらはいちご大福発祥のお店とも言われています。そんな和菓子屋さんのソフトクリーム“もかソフト”は、津まつりと言えばこれ!というくらい長年、慣れ親しんだ味です。

お祭りの日しか食べられないので、ぜひ召し上がってみてくださいね。
津まつり2025の見どころ
津まつりの見どころは「唐人踊り」「しゃご馬」「高虎太鼓」などの郷土芸能の練り歩き。そして、YOSAKOIソーランやよさこい踊りをもとに独自の進化を遂げた踊り「安濃津よさこい」です。この新旧の融合が、津まつりの独特な文化を生み出しているんですね。
お祭りの最終日に行われる『津まつり大パレード』では、この郷土芸能や安濃津よさこいに加えて、市内中学校ブラスバンド部のマーチングバンド演奏、近隣の幼稚園・保育園による みこしや踊り。さらには、和船山車「安濃津丸」や高虎時代絵巻などが練り歩きます。昨年は午前中にはマーチングバンドの演奏やよさこいの演舞、午後からは郷土芸能の披露など合わせて約50組がパレードに登場しました。いつ見ても楽しめる大パレードは、津市裁判所前から23号線を通って松菱前まで行われます。

裁判所前と23号線の間にある丁字路交差点の南側辺りが、パレードのひと区切りの位置になっており、比較的見やすい場所なのでおすすめですよ。
津まつり2025の混雑状況はどう?場所取りは必要?
津まつり会場や周辺道路は例年とても混雑します。
また、日曜日は大パレードが行われるうえ、安濃津よさこいがファイナルステージに向けて山場となり、3日間のうち最も多くの人が来場されます。大人でも進みにくく感じるほどなので、お子さま連れの場合は迷子になってしまわないよう、十分お気をつけください。

混雑を避けたいなら、土曜日に来場されるのも良いと思いますよ。
そして安濃津よさこいやパレードなどを見るときも注意が必要です。混雑の中、歩きながら見ると危ないので、ステージ前や道端に立ち止まって見るようにしてくださいね。
お城西公園のメインステージでは歩行通路を挟んで、前後に観覧エリアが設けられています。前方の観覧エリアは地面に座ることになるので、レジャーシートなどを使って見られると良いですよ。

後方は観覧席があり、昨年は無料で開放されていました。座ってゆっくりとステージを見るならこちらも利用してくださいね。
津まつり2025年はいつどこで?日程、時間、料金、打ち上げ場所など基本情報まとめ
祭り名称: | 津まつり |
会場・住所 | 会場名:①お城西公園会場・津リージョンプラザ会場 ②お城公園会場 ※日曜日のみ ③三重弁護士会館前会場 ※日曜日のみ ④裁判所前会場 ⑤津中央郵便局前会場 ⑥フェニックス会場(西)~JC会場~ ⑦フェニックス会場 ⑧フェニックス会場(東)~YEG会場~ ※日曜日のみ ⑨観音公園会場 ⑩津新町通り会場 ※日曜日のみ ⑪津駅前会場 ※日曜日のみ ⑫神楽洞夢前会場 ※日曜日のみ 住所:三重県津市中央、津市丸之内、津市西丸之内、津市東丸之内、津市大門、津市羽所町、津市養正町 |
日程: | 2025年10月10日(金)から10月12日(日)まで ※10日(金)は前夜祭です。 |
時間: | 10月10日(金) 17:15~21:30ごろ 10月11日(土) 7:30~10:00ごろ 津八幡宮 奉納演舞 10:00~21:00ごろまで 10月12日(日) 9:00~22:00ごろまで |
花火の日程・時間: | 美杉手筒花火 日曜日のみ19:00~(お城公園会場) ※こちらは2024年度の情報です。2025年6月時点では花火の関する最新情報はありません。分かり次第、更新していきますのでブックマークしてお待ちください。 |
料金: | なし |
地図: | |
公式ホームページ : | 公式サイトはこちら |
津まつり会場の地図
津まつりエリアマップ(公式HPより引用)
津まつりの歴史や由来と2025年の見どころ
津まつりは津八幡宮御祭礼や、郷土芸能である「唐人踊り」「しゃご馬」「高虎太鼓」などのほか、和船山車「安濃津丸」の巡幸、さらには独自の進化を遂げる「安濃津よさこい」と新旧が融合した全国的にも珍しいお祭りです。そんな津まつりには、いったいどんな歴史があるのでしょうか。
歴史や由来
津まつりの歴史はなんと、江戸時代の初期までさかのぼります。1632年に津藩二代藩主 藤堂高次公が、現在 津市藤方にある津八幡宮の氏神祭をしたのが、津まつりの始まりと言われています。津八幡宮のお祭りは津藩によって保護・推進されていたため、お祭りは年々盛大になり、各町が手の込んだ豪華な山車や、華やかな行列を繰り出すようになりました。

現在の大パレードのようなものが、そんな昔から行われていたんですね。
その後も、約390年の歴史の中でさまざまな進化をし続け、平成10年には安濃津よさこいの前身となる「よさこいソーラン」が開催されます。地元のよさこいチームも登場するようになり、独自の踊りで津まつりを彩るようになっていくのです。そして現在までも年々会場エリアを広げ、さらに市民を挙げて盛り上がる大きなお祭りとなりました。
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時代とともに進化し、多くの人に愛される津まつりは、これからも目が離せませんね。

もっと詳しく知りたい方は公式ホームページから、津まつりの歴史を見ることができます。ぜひ、そちらもご覧になってみてくださいね。
見どころや特徴・おすすめポイント
津まつりと言われてまず思い出すのは、カラフルな衣装と独特な面をかぶって踊り、練り歩く「唐人踊り」。そして、かご馬の中に入り怖い顔の面と赤髪のかつらを着け、踊り、駆け回って驚かせる「しゃご馬」です。

その見た目から、子どもの頃は怖くて泣いて逃げ回っていた記憶があります。良くも悪くもいい思い出ですね。
今ではその独特な雰囲気と踊りが面白く、毎年見るのが楽しみになっています。
そして、例年 芸能人が1日船長を務め、多くの注目を集める和船山車「安濃津丸」も気になりますね。2023年は元SKE48の“須田亜香里さん”、2024年はタレントの“稲村亜美さん”が船長を務められました。2025年の船長はいったい誰になるのでしょうか?発表が待ち遠しいですね。
また、近年盛り上がりを見せる「安濃津よさこい」もぜひ一度は見ていただきたいです。
お祭りの最終日、大賞を決めるファイナルステージでは、熱い演舞で会場が沸き、感動で涙するほどです。よさこいを初めて見るという方は推しチームを探して、応援してみると楽しいですよ。
津まつり2025へのアクセス情報と交通規制情報
電車でのアクセス
最寄駅
会場への最寄り駅は近鉄線 津新町駅です。
名古屋方面からお越しの場合、近鉄名古屋線の急行が津新町駅で停まります。
特急列車を利用するなら津駅で降り、同じホームで乗り換え1駅です。
最寄駅〜目的地までの行き方
津新町駅からは徒歩で向かいます。会場エリアの中心地(フェニックス通り)までは、
1、駅から出て踏切を渡り、
2、23号線に向かって新町通りを真っ直ぐ進み、
3、23号線を横断すると丸之内商店街に着きます。
4、そこから23号線を北上すると、フェニックス通りへ着きます。
駅からは約15~20分です。
シャトルバスの有無
無料臨時駐車場となる日硝ハイウェイアリーナからシャトルバスが出ています。
2024年度の情報ですが、料金は片道大人230円、小人120円でした。2025年6月時点では最新情報はまだありません。公式より変更がありましたら、お知らせしますね。
車でのアクセス
臨時駐車場となる日硝ハイウェイアリーナは中勢バイパス沿いにあるので、道のりもわかりやすいと思います。
高速道路を使って来られる場合は、津ICで降りると臨時駐車場まで約5分とアクセスがとても良いです。
交通規制
例年、土日にはよさこいやパレードが行われるため、市内中心部で交通規制が敷かれます。2025年の詳細は未発表ですが、例年、規制の範囲はフェニックス通り、NHK裁判所前通、市役所東側通り、国道23号の一部、新町通の一部です。時間はほぼ丸一日。国道23号はまったく通れなくなるわけではなく、南行きのみ1車線の車線規制で、笹瀬橋南詰から岩田橋北までの区間で、日曜日の午前8時30分から午後4時までが規制となります。津新町駅近くの新町通でも短い区間ですが日曜日の午前8時30分から午後5時まで交通規制となってしまうので、頭の隅に入れておいた方がいいかもしれません。
津まつり2025 駐車場情報
日硝ハイウェイアリーナが無料の臨時駐車場です。
会場エリアには有料駐車場、コインパーキングなどもあります。
無料駐車場情報
無料駐車場はありません。
有料駐車場情報
会場周辺のコインパーキングを紹介させていただきますね。
利用者が非常に多いので、満車である可能性が高いですが、ご参考ください。
駐車場名 | 時間 | 料金 | 備考 | |
1 | 三井のリパーク津丸之内養正町駐車場 | 24時間 | 8:00~18:00 40分220円 18:00~8:00 60分110円 最大料金(24時間以内)700円 | 三重県津市丸之内養正町16番地 12台 |
2 | Be-parking西丸之内 コインパーキング | 24時間 | 終日60分200円 最大料金(24時間)500円 | 三重県津市西丸之内3-23 |
3 | Akippa北丸之内221駐車場 | 24時間 | 1日550円 | 三重県津市北丸之内221 10台 Akippaに会員登録の上ご予約が必要です。 |
臨時駐車場情報
駐車場名 | 料金 | 備考 | |
1 | (日硝ハイウェイアリーナ) | 無料 | 約1000台 有料シャトルバス発着場 (土曜日9:00~21:30、日曜日9:00~22:00) |
津まつり周辺のおすすめスポット
おすすめスポット1:子連れに大人気な遊べるカフェ
名称: | 喫茶シャルル |
おすすめする理由・推しポイント: | お子様連れ大歓迎!室内でも思いっきり遊べるベビースペースが充実したカフェです。授乳室やおむつ替えスペースがあるのも嬉しいですね。 津まつり会場や駐車場から車で約15分。少し寄り道してみてはいかかですか? |
住所: | 三重県津市高茶屋小森町1312 |
営業時間: | 8:00~16:00 |
定休日: | 日曜日 |
公式サイト: | なし |
おすすめスポット2:津の美味しいもんがいっぱい!道の駅かわげ
名称: | 道の駅 津かわげ |
おすすめする理由・推しポイント: | 津市の名産品がずらっと並んでおりお土産を買うにもおすすめです。 休日はイベントなども行われており、そば打ち実演や野菜詰め放題など、家族で楽しく参加できますよ。 中勢バイパス沿いなので津まつりの帰り道でもアクセスが良いです◎ |
住所: | 三重県津市河芸町三行255-4 |
営業時間: | 7:00~19:00 |
定休日: | 年中無休 |
公式サイト: | 公式サイトはこちら |
津まつりを見に行く際、注意すべき事は?
市内最大規模のお祭りというだけあって例年、市内外からたくさんの方が訪れます。昨年は来場者数が過去最多の30万人を超え、大盛況の津まつりでした!
そのため、今年も多くの人が来場されることが予想されます。お祭りが最も盛り上がる日曜日は、どのエリアも混雑すると思うのでお気を付けくださいね。
会場のメインとなる公園や大通りを回避すれば、少し混雑は緩和されているので、人混みに疲れたら裏道を通っていくと良いですよ。

授乳室や救護室、喫煙所なども会場エリア内にあるので助かりますね。
詳しい場所は公式エリアマップ、または公式ホームページに会場マップがありますので、そちらを見てくださいね。
まとめ
紹介した他にも、各エリアで大人から子どもまで楽しめるイベントが盛りだくさん。津まつりには、まだまだ私も知らない、魅力がたっぷり、見どころも満載です。ぜひ津の伝統文化に触れ、ご当地グルメを堪能し、津まつりを楽しんでくださいね!