受け継がれる伝統文化 お盆のお祭り「佐伯灯籠」に驚く!
京都嵐山から北の山を越えた京都府亀岡市、その中心部から南西の片田舎の町で脈々と受け継がれている国指定重要無形民俗文化財の「佐伯灯籠」(佐伯灯籠祭)というお祭り・伝統芸能をご存知でしょうか?
地域の年中行事としてお盆に実施されており、1日を通して灯籠や神輿、人形浄瑠璃など、独特の文化が受け継がれてきている、とても珍しいお祭りなのです。
小さな地域の伝統文化に触れ、歴史と風情を感じられるステキな時間を過ごせますよ。
この記事では、京都府亀岡市の国指定重要無形民俗文化財、佐伯灯籠2024はいつどこで開催されるのか、場所・日程・時間・会場・屋台からアクセス・駐車場情報まで地元民が詳しく解説します。
佐伯灯籠のみどころや特徴、場所、歴史・由来
佐伯灯籠とは、亀岡市ひえ田野町と吉川町にまたがる旧佐伯郷と言われる地域のお祭りの総称です。祖先に対して灯籠を飾るなどのお盆の行事と、実りある秋を祈願する神事が一緒になってとり行われる珍しいお祭りです。
この地域には4つの神社があり合同祭典として行われます。その中心がひえ田野神社です。
場所
住所: | 京都府亀岡市ひえ田野町佐伯 |
場所名 | 中心となるのが「薭田野(ひえだの)神社」です。 |
Googlemap: | 地図はこちら |
一言ポイント: | 「佐伯灯籠」全体としては丸一日かけて行われます。日中、5基の神灯籠や神輿が地区内を巡行し、夜6~7時頃にひえ田野神社に集結し祭事が行われます。 |
トイレ情報 : |
があります。また近隣に酒造所や食事処があり、緊急でも貸して頂けると思います。 |
備考 : | JR亀岡駅改札からすぐ南出口近辺の観光案内所で、下の写真のような詳細の載ったパンフレットを手に入れることができます。 詳しく知りたい方はぜひ手になさってください。 |
(パンフレット表紙)
特徴や見どころ
「佐伯灯籠」には以下のような特徴があります。
- 五穀豊穣を祈願する神事に加え、孟蘭盆(うらぼんえ)の灯籠行事が結びついた珍しいお祭りです。
- 火を灯した神輿のような「農作業の様子を表す人形が飾られた灯籠」を担いで神輿とともに地区内を練り歩きます。
- 人形浄瑠璃が、「台灯籠」と呼ばれる移動式の小さな舞台で、背丈30cmほどの串人形をあやつりいくつかの演目を上演します。
- 神灯籠とみこしが追いかけ合う「灯籠追い」や神輿が大太鼓にぶつかる「太鼓が
け」、神灯籠を吊るして並べる「灯籠吊し」というとても珍しい祭りが行われます。
申し込みや場所取りは必要?
地域の人たちが集う年中行事として行われるので、特に観光客に場所の指定や会場等の案内をされることはありません。
ひえ田野神社一帯は、それほど大きなスペースでもないので迷うことはないでしょう。
「佐伯灯籠」屋台情報
ひえ田野神社参道周辺にけっこうな数の屋台が並んで賑わいます。
今年は今のところ通常開催のようなので、屋台も賑わうことでしょう。
※この点も変更や新たな情報が入れば更新しますのでブックマーク等お忘れなく!
佐伯灯籠2024はいつどこで?詳細日程・時間、場所、地図
名称 : | 佐伯灯籠祭2024 |
日程 : | 2024年8月14日(例年同日実施) |
詳細日程・時間 : |
|
場所 | 薭田野(ひえだの)神社 |
住所 | 京都府亀岡市ひえ田野町佐伯 |
Googlemap: | 地図はこちら |
地図
佐伯灯籠2024へのアクセスと最寄り駅情報
電車でのアクセス
最寄駅はJR嵯峨野線「亀岡」駅です。
亀岡駅から京阪京都交通バスで約15分「国道佐伯」下車、徒歩約3分です。
(バス停が灯籠に装飾されています。中には人形も!)
またはJR嵯峨野線「亀岡」駅からタクシー15分(少々高くなりますが1番便利です)
車でのアクセス
京都縦貫道・亀岡ICから約10分
「佐伯灯籠」の駐車場情報
ひえ田野神社間近には駐車場はありません。
すぐ近くにお食事処「宮本屋」があり、食事を兼ねてならしばらくは駐車できるかもしれませんが空いているかは難しいところです。
亀岡市街方面、徒歩10分くらいに「亀岡運動公園」があり駐車できます。
駐車場終了時刻は、夜間体育館の利用があるので夜10時までは利用可能です。
お祭りの最後までとなると微妙な時間になりますのでご注意ください。
亀岡運動公園の地図はこちら
まとめ
「神灯籠」練り歩きや神事、「太鼓がけ」「灯籠追い」「灯籠吊し」などのお祭り、また伝統芸能の人形浄瑠璃を目にすることができる「佐伯灯籠」、日本中でも珍しい歴史と文化を受け継いできた地域のお祭りを体験されてみてはいかがでしょうか?