旭川で最も寒さが厳しい月2月。そんな時期に行われる旭川冬まつりは日本有数の寒さの中、雪と冬を朝から晩まで、思いっきり楽しむことができるイベントです。冬や雪と聞くと、寒いから苦手で外には出たくないと思うかもしれません。
でもせっかくなのでこの季節だからこそ味わえるたくさんのおいしいもの、きれいなものを探しに冬まつりに行きませんか?
この記事では、北海道旭川市で行われる旭川冬まつり2025はいつからいつまでどこで開催されるのか、日程、時間、会場・場所などの基本情報から、見どころ、屋台、出店、花火、混雑状況、アクセス、駐車場、シャトルバスまで全て【地元民が】分かりやすく解説します。
旭川冬まつり2025はいつどこで?日程・時間・会場・場所など基本情報
祭り名称: | 第66回旭川冬まつり |
会場・住所 | 会場名:旭橋河畔会場 住所:北海道旭川市常盤公園4044 |
日程: | 2025年2月6日(木)から11日(火)
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時間: | 9:00〜21:00(最終日は20:00まで) 冬マルシェは平日は朝11時から午後8時まで、土日祝は朝10時から午後8時まで。お店によっては朝9時ごろからやってることがあるそうです。 |
花火打ち上げ日程・時間: | 2024年は開催期間中、毎晩19:25からのイベントで花火がありました。2025年もぜひ毎日花火が見えるとうれしいですね。 こちらに関しては記事執筆時点では未発表です。決まり次第更新しますのでお待ちくださいね。 |
料金: | 無料 |
地図: | グーグルマップはこちら |
公式ホームページ : | 公式サイトはこちら |
旭川冬まつり2025の屋台・出店やおすすめグルメ
旭川冬まつりには屋台が登場します。
「冬マルシェグルメエリア」として会場の一角から本当にいい匂いが漂ってきますよ。
キッチンカーを含めて30店舗以上並びます。体が温まるラーメンなどの麺類やスープ、おなかを満たしてくれるいろいろな串焼きやおでん、ご飯もの、気軽に食べたいポテトや、おしるこなどの甘いものもあります。
例えば、旭川のシンボルキャラクター「あさっぴー」の形のたい焼き、あさっぴー焼きはいかがでしょう?中身はあんこ、チョコ、チーズから選べます。また鹿肉の串揚げとコロッケのお店もあります。最近よく見かけるようになったエゾシカのお肉、まだ食べたことがないという方も多いと思います。こういう時だと気軽に食べられますね。
こちらで買ったものを家族みんなでゆっくり食べながら体を一度温めて、それから会場へ戻って楽しむことができます。
旭川冬まつり2025会場の混雑状況・すいてる日時
土日祝日の午後やステージゲストによっては混雑する
混雑するのはやはり土日祝日の午後、また数あるステージイベントの中でも有名な方が登場する時は混んできます。広い会場なので、まったく動けないということはないですが、かなりの混雑が予想されます。
夜も混雑する
また夜の大雪像とライトアップ、ステージイベント、それに花火という組み合わせは見応えがあります。花火もすぐそばで大雪像の後ろで上がるので見ることができるので、会場は混雑してきます。
昼間とは異なり、特に子どもたちや一緒に行く人たちとはぐれないように気を付けてくださいね。夜はやはり暗いので見つけるのに苦労すると思いますし、夜の寒さではスマホを操作するのも大変です。
すいてる日時
旭川冬まつりは開催期間が意外と長いですよ。
混雑していない中で楽しみたい場合は、平日の午前中がおすすめです。
様々なアトラクションも休日と比べるならあまり待たずに楽しめると思いますし、冬マルシェの食べ物もお目当てのもの売り切れということもありません。
土日祝日の午前もまだ混雑する前なので、比較的余裕を持って会場を歩けると思います。
旭川冬まつり2025へのアクセスや最寄り駅情報
電車でのアクセス
最寄り駅
最寄り駅はJR旭川駅です。
JR札幌駅からは函館本線の特急列車に乗ると1時間半ほどで到着します。冬はスキーやスノーボートなどのウィンタースポーツを楽しむ人を含めて多くの観光客が旭川まで来られます。特に土日の列車は混むことも考えられるので、指定席を事前に取ることも考えてみてください。
最寄駅〜目的地までの行き方
路線バス
旭川駅からは路線バスの利用が可能です。乗車時間は10分ほどで、運賃も現時点で180円です。
降りるバス停は「常磐公園前」ですが、こちらに停まるバスはどちらのバス会社も意外に多いので、旭川駅に到着した時にやってくるバスに乗るのがおすすめ。ただ行先によって旭川駅前のバス停はいろいろあります。
ちょうどよいバスとバス乗り場を確認するには「バスキタ!旭川」というサイトをスマホで利用するのがとても便利ですよ。
「バスキタ!旭川」のリンクはこちら
それぞれのバス会社が出している旭川駅周辺のバス乗り場の案内はこちらです。
タクシー
また駅前にはタクシー乗り場がありますよ。そちらからタクシーに乗って10分ほどです。
徒歩
歩いて会場まで行くことも可能ではあります。時間は30分ほど。
- 駅を出て、平和通り買物公園をまっすぐ歩いていきます。
- 7条通りにぶつかったら、左折して七条通緑道を通りましょう。
- 緑道の先にある横断歩道を渡ると常磐公園です。(入口に『常磐公園』と書いた大きな岩があります。)
- 公園の広場を通り、階段をのぼって堤防の上に行くと会場が見えます。
シャトルバスの有無
冬まつり会場と旭川駅の間を行き来する無料シャトルバスがあります!
旭川駅から冬まつり会場へ行き、帰りは4条7丁目に止まり、旭川駅前に戻ります。旭川駅前の乗り場は、バスタッチです。
以前は毎日走っていたこともあるのですが、2025年は祝祭日の3日間だけ、10時から30分ごとに走る予定になっています。乗車時間は10分から15分ほど。
車でのアクセス
旭川冬まつりの会場への最寄りとなるインターチェンジは旭川鷹栖インターチェンジです。会場までは車で15分ほどです。
- 高速を降りたら、左車線に入りましょう。
- 北見士別方面の案内に従ってY字を左に進みます。
- 旭川新道に合流したら最初の信号を右折です。約3km直進してください。
- 本町3丁目の交差点も道なりに進むと旭橋があります。
- 旭橋を渡るとその先にあるロータリーを通り、4つ目の国道40号に入ると有料駐車場を見つけることができます。
- また5つ目の道常磐公園方面の道に入り、有料駐車場を探すことも可能です。
上記↑が最短ルートになりますが、ロータリーが苦手、またはあまり通ったことがないという方もいると思います。
旭川のこのロータリーは国道40号線が優先になるというちょっと通行が難しい交差点。特にラッシュ時には交通量が多いのでそこを避けたいと思うかもしれません。その場合は少し遠回りになりますが、本町3丁目の交差点で右折ラインに入り、新橋を渡るルートがお勧めですので、下↓ ↓ ↓で説明します。(案内板で「新橋」とあります。)
- 新橋を降りたら、3つ目の信号、5条通1丁目の交差点を左折します。(2つ目の信号を左折でも行くことはできますが、その先が少しややこしい道なので、3つ目の信号を左折がお勧めです。)
- そのまま5条通りを直進します。
- 5条通5丁目を左折すると冬まつり会場そばの常磐公園前に着きますので、その近辺で有料駐車場を探していただくか、または5条通6丁目を左折して、国道40号に入り駐車場を探すこともできます。
渋滞して車があまり動かないということは基本的に旭川ではありませんが、冬は雪によって交通状況が大きく変わります。
今回ご紹介したルートの多くは二車線ですが、除雪状況によっては実質一車線になってしまい、車の流れがさほど良くないということもありますし、また道路が雪でガタガタでゆっくりしか車が進まないということも。こればかりに関しては天候次第。一晩で大きく変わることもあるので、時間に余裕をもって冬まつりにきてくださいね。
旭川冬まつり2025駐車場情報
イベント公式の駐車場や臨時駐車場は残念ながらありません
。会場すぐそばの常磐公園に公園利用者の駐車場がありますが、一部は入口がある道路が冬まつり期間中は一般車両通行止めになるため、利用できません。
近隣に有料駐車場がいくつかあります。しかし徒歩10分圏内の駐車場の数はあまり多くありません。シャトルバスが出る旭川駅周辺の方が有料駐車場は多いので、そちらの利用も考えてみてくださいね。
無料駐車場情報
常磐公園には公園とその施設の利用者の駐車場4か所がありますが、一般車両の交通規制があるため、こちらは冬まつり期間中利用できない駐車場があります。また一部利用可能ですがかなり混雑してしまうため駐車は難しいです。どの駐車場も夜は開いていないです。
駐車場名 | 時間 | 料金 | 備考 | |
1 | 常磐公共駐車場 | 火~金:午前9:15~午後7:15 土・日・祝:午後9:15~6:15 | 無料 | 図書館横にある駐車場 交通規制がある通りが入口ではありませんが、もしかしたら冬まつり期間中は利用できないかもしれません。 |
2 | 常磐公園無料 | 午前8時半から午後6時まで | 無料 | 旭川市公会堂右横にある駐車場 |
3 | 常磐公園駐車場 | 午前8時半から午後6時まで | 無料 | 旭川市常磐館前の駐車場 |
4 | 常磐公園駐車場(旭川美術館そば) | 午後9時から午後5時まで | 無料 | 旭川美術館そばの駐車場。こちらは利用可能とは思われますが、大変混雑します。 |
有料駐車場情報
会場近辺は有料駐車場があまりありません。1から3が満車の場合は15分から20分ほど歩くことになりますが、6条通りへ行くと4の駐車場を含め、駐車台数の多い広めの駐車場があります。
駐車場名 | 時間 | 料金 | 備考 | |
1 | 三井のリパーク旭川7条通り5丁目 | 24時間 | 40分200円 | 8台駐車可能。最大料金が24時間以内500円。 会場まで徒歩10分。空いていればお勧めです。 地図はこちら |
2 | タイムズ旭川ロータリー前 | 24時間 | 60分220円 | 19台駐車可能。最大料金が24時間以内600円。会場まで徒歩10分。 会場から近いのでおすすめですが、ロータリー前なので、運転が苦手な方は注意が必要です。 地図はこちら |
3 | タイムズ旭川昭和通8 | 24時間 | 60分220円 | 29台駐車可能。最大料金が12時間以内700円。こちらも徒歩10分ほど。 地図はこちら |
4 | タイムズ旭川6・7 | 24時間 | 40分220円 | 33台駐車可能。最大料金12時間で880円。 すぐそばに第2と第3がありますが、それぞれ最大料金が違うので気を付けて! 徒歩15分ほどかかります。 地図はこちら |
臨時駐車場情報
臨時駐車場はありません。
旭川冬まつり会場周辺のおすすめ観光・グルメスポット
おすすめスポット1:和モダンなカフェでまったりタイム 福吉カフェ旭橋本店
名称: | 福吉カフェ旭橋本店 |
おすすめする理由・おすすめポイント: | 大正時代の建物をリノベーションしたおしゃれで、それでいてどこかほっとする和な雰囲気が素敵なカフェです。お店は午後6時までです。 ランチもいいですが、午後3時くらいにお店に行って、小豆が入った抹茶ラテ「福吉らて」と旭橋の形のデニッシュ生地の「トキワ焼き」を注文して、店内でゆったり過ごすのが一番のおすすめです。 テイクアウトもできますよ。 |
住所: | 北海道旭川市常盤通2丁目1970-1 |
おすすめスポット2:思わずリピート!買物公園の老舗和菓子屋 にちりん
名称: | にちりん |
おすすめする理由・おすすめポイント: | 買物公園の終点ともいえる場所にある老舗の和菓子屋さんです。一度閉店しましたが皆に愛されて再びオープンしました。 洋菓子のような華やかさはないですが、いつでも素朴で優しい味わいの大福などはついリピートしたくなりますよ。 残念ながら土日はお休みで、平日も16時までです。平日午前中冬まつりを楽しんだ後よってみませんか? |
おすすめスポット3:夕日に染まる旭橋を見よう!旭橋
名称: | 旭橋 |
おすすめする理由・おすすめポイント: | 旭川のシンボルともいえる大きな鋼鉄製のアーチ橋。実は昭和7年につくられた当時の姿のまま、補修やカラーチェンジはしつつも架け替えられることなく今もバリバリの現役です。 すごい観光スポットではないですが、旭橋は夕暮れ時がとてもきれいですよ。そして冬まつりは旭橋のすぐそば!ぜひ、冬の日が沈む前のひととき、足をとめて見上げてみてください。 |
住所: | 北海道旭川市常盤通3丁目から本町1丁目 |
まとめ
見えるところをすべて白で覆いつくしてしまう冬と雪の季節。確かに厳しさもありますが、他の季節にはない楽しみ方もたくさんある魅力的な季節。ぜひ積極的に楽しんでもらいたいです。旭川冬まつりがそんな一つのきっかけとなりますように。
旭川冬まつりの歴史や由来と2025年の見どころ
マイナス41℃。日本最低気温の公式記録を持つのが旭川です。
現在はそこまで寒くならないとはいえ、その旭川でもっとも寒くなる2月に行われるのが旭川雪まつりです。いったいどんな歴史や由来があるのでしょうか?
旭川冬まつりの歴史や由来
旭川は北海道の中でも寒いだけでなく雪も多い土地です。冬まつりのきっかけは1946年1月、その困るほどあるたくさんの雪を雪像にすることに気が付いたこと。その後1947年にアイヌの人たちによるイヨマンテ(くま祭り)が行われ、翌年には様々な雪像がつくられました。1960年2月に現在の冬まつりの第1回が開催され、積極的にこの季節を楽しもうと“雪と氷とあかりの祭典”をテーマに今にいたるまで続いています。
旭川冬まつり2025の見どころや特徴・おすすめポイント
目を引くのはもちろん世界最大級の大雪像!そしてこの雪像にロングすべり台がよく一緒に制作されるんです。小さい子どもはちょっと危ないので別に専用のすべり台も用意されますが、なんと夜も解放されています。高所恐怖症でなければ、ぜひこの雪像の高さも実感しに行きましょう!
そして大雪像のそばに並ぶ小さな雪像たちも忘れずにチェックしてくださいね。なかなかの力作がそろいます!
北海道旭川市の冬まつり・雪祭りに行く際、注意すべき事は?
まずは寒さ対策
なにより寒さ対策です!ちょっとやりすぎかなと思うくらいがおそらくちょうど良いと思います。2月の旭川は1年の中で一番寒い季節、極寒の月です。平均気温は-6.0℃、最高気温が-1.7℃、最低気温が-11.8℃です。これだけですと思ったほどでないかなと思われるかもしれませんが、2月は朝の気温が-20℃近くまで下がることもありえる月なんです!
どんなに晴れていても、基本的に最高気温がプラスにならないと考えて間違いないですよ。むしろ晴れる日ほど朝の気温が低いことが多いです。
加えて旭川冬まつりの会場は旭橋そばの河川敷、石狩川がすぐそばです。旭川市内の他の場所と比べると少し気温が下がります。
天気が良くても冷たい風が吹くとなおのこと寒く感じますよ。
天気予報で気温もチェックしておこう
最近の天気予報のサイトやアプリでは体感気温も確認できます。その日の気温だけでなく、ぜひ体感気温をチェックして、服装や持ち物を決めてくださいね。帽子手袋は必須です。手袋はぜひ暖かいものを!ホッカイロも有効です。足先が冷える方は靴下用のホッカイロを使ってくださいね。
そして子供たちはぜひスキーウェアなどで行きましょう!会場には滑り台やチューブすべりや迷路、有料ですがスノーバナナやスノーラフティングもあります。
トイレについて
ちょっと体が冷えたかなって思ったら、それらの施設を利用するのもいいですね。
氷点下でのバッテリーの消耗
また意外かもしれませんがスマホのバッテリーに注意が必要かもしれません。バッテリー状態によっては氷点下の気温にさらされるといつもより減りが早くなってしまうことがあるんです。フル充電して100%だったのに急激に減っていくこともあり、最悪電源が落ちてしまうことも。
荷物が増えてしまいますが、長い時間会場にいる予定だったらモバイルバッテリーを持っていくことも考えてみてください。